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小学生にプロテインは必要?成長期におけるたんぱく質の摂取と栄養のポイントを解説!
2025.06.06
続きを読む身長180センチ、体重80キロ。
下半身もがっちりしていて、いかにも4番打者の雰囲気を醸し出す。
……しかし、雰囲気とは裏腹に打球が全く飛ばない。
そんな選手、みなさんの周りにもいないだろうか?
僕の野球人生では、各学年に必ず1人はいた。
今回は、そんな選手たちを観察して気づいた共通点について紹介したい。
あくまで僕の周りでの話なので、すべてに当てはまるわけではないけれど──。
結論から言うと、
共通点はズバリ「全力で振れない」ことだ。
「え?それだけ?」と思うかもしれないが、
本当に、それだけなのだ。
ここで大事なのは、
「全力で振らない」ではなく「全力で振れない」ということ。
本人は振っているつもり。
でも、周りから見ると、どう見ても当てにいっている。
原因はいろいろあると思うが、僕が感じた主な理由は2つある。
このタイプは、直すのにかなり時間がかかる厄介なパターンだと思う。
子どもの頃から体格に恵まれていると、
小学生の間は全力で振らなくても打球が飛んでしまう。
この状況だと、当てるだけでも周りよりとんでしまうので、
体全体を使って打つ感覚を学ぶ機会を失ってしまう。
結果、周囲が成長して追いついてくる中学後半〜高校生になると、
全力で振れない自分だけ飛ばない現象が起きるのだ。
このタイプは、意識ひとつで改善できる可能性がある。
例えば──
よく聞く言葉だ。耳タコ案件である。
僕はこれらの意識自体を全否定するわけではない。
ただ、意識するあまり悪い意味で小さくまとまった打撃になってしまう選手をよく見る。
例えば、右打ちの指示が出たとき。
本来、右打ちの目指すものは、
右方向へのヒット、もっと言えば右方向へのホームランであるはずだ。
その意識さえ変えることができれば体にあった打球を
飛ばすことができるようになると思う。
いかがだっただろうか。
あくまで僕の周りで見た話だが、
もし現状似たような悩みを抱えている選手がいれば、
少しでも参考になれば嬉しい。
近年は、
など、効率的なやり方がばかりが注目されている。
けれど、僕は思う。
「全力で振る」「全力で投げる」
──その基本ができた上での効率化だと。
まずは、体の力を出し切る感覚を身につけること。
そこからすべてが始まる。